【思い出話】ソウルシリーズ編

デモンズソウル
PS3の発売日は2006年11月11日だが
長らくPS3で欲しいゲームがディスガイア3しかなく
当時PS3で発売が予告されていた人食いの大鷲トリコとKH3が出るのを待っている状態だった
そんな膠着状態を打ち破りPS3を買う決心をさせたタイトルこそがデモンズソウル
友人にいかに画期的なゲームであるかを力説されたのと、デンデン アーアー というOPを文字にしたコピペが流行っていたことから興味を持った
結局俺がPS3(新型)を買ったのは2010年2月25日以降、デモンズソウルの廉価版が発売してからだった

元が高難度のゲームであることを知っていたのに色々こじらせていた俺はあろうことか勝手に縛りをつけてさらに難しくするという選択をするのだが
気づかぬうちにあらゆる要素が折り重なって、超高難度のプレイをすることになってしまった

白ファントム(協力プレイ)完全封印、ロールプレイ重視で短剣縛り(ダガーくらいしかなく、ダークソウル以降の技量武器にある出血も存在せず(出血という名前の状態異常はあったけどただの弱い毒)メチャ弱い武器だった)縛り+HP初期値のまま+かといって技量極振りどころかあまり振らず頑強(スタミナ)に振りまくり無駄に魔力にも振る
繋ぎ止める指輪を発見できず存在すら知らぬまま初期値からさらにHP半分なので一撃死がデフォ
これを時期的に全エリアのソウル傾向が最黒固定で追加された敵がうろつく中、走り嵐やチートによるPKが横行する環境の中エンディングまで完遂した‥‥

そしてシリーズで最初にして最も難しいと言われるデモンズソウルでこんなことをしたのだから、妙な自信がついて後のシリーズでも俺は過ちを繰り返してしまう

ちなみに俺はソウルシリーズでは周回をせずに違うビルドのキャラの1周目を何度もやる派で、デモンズの頃から既にそうだった
あまりにもやっていたことが難しすぎたため魔法使いのセカンドキャラで先に初回クリアした記憶がある



ダークソウル
震災の混乱から半年後、満を持してデモンズソウルの続編が発売された
デモンズを物凄く難しい状態でクリアしたことで完全に天狗になっていた俺は
再び同じロールプレイキャラで長い長いロードランの地への挑戦を始めた‥‥
キャラの名前はIXTAB
大変醜い容姿を持ち自殺したことで神ような存在へ昇華したガリガリの女キャラで、短剣で執拗に急所を突くという設定
デモンズの頃と同じように顔の骨格とパーツを限界まで細長ーく痩せこけさせ潰して中央に寄せ、真っ黒の瞳孔をした目だけを大きく見開かせたキャラを作り
素性も盗人を引き継ぎ盗賊で開始
そう、このタイトルの大きな特徴である最初から大きなショートカットを可能にする万能鍵を初期装備として持っている盗賊だ
しかし何も知識も情報もない状態だったので逆にそれで迷子になりあちこちを彷徨い長時間迷子となり走り回り続けた思い出‥‥

白霊禁止(NPCも)と短剣縛りは相変わらずだったが
そこに立ちはだかったのが初期バージョンのオーンスタイン&スモウ

すぐにアプデで弱体化されたので多くの人が知る由もないだろうが、発売初期のオンスモは滅茶苦茶強かった!
HPは多いし、スモウの突進からのハンマーかちあげの攻撃が
プレイヤーの手前ではなくプレイヤーの位置にハンマーが来るまで突進してからのかちあげだったので非常に凶悪だった
突進が多段ヒットなので中近距離で発動されるだけでなすすべなく瀕死にされ、かちあげに当たればオーバーキル

全作でも多少は欠月ファルシオンに頼ったし、これも流石に雷スピアに頼らざるを得ず
それでもオンスモ撃破だけに12時間もかかってしまった
これは人生の中で2番目に倒すのに苦戦したボスだ(一番は数日かかったACラストレイヴンポータブルの最後のジナイーダ)

初期バージョンの難所はこれだけではない
今でこそオフラインでも表示される公式ヒントメッセージがあるが、チュートリアル以外はアプデで追加されたものである
つまり発売初期はシースのいる結晶洞穴の見えない足場もノーヒントで
落ちてくるキラキラが足場で反射しているという現象を自力で発見しなければならなかったのだ!!!123
こんなもの、ただの背景エフェクトだと思うのが当たり前で気づくはずがなく、ネットに情報が出回るまでずーーっとゲームを進めるために各地をしらみつぶしに彷徨い続けるしかなかった‥‥

あと、イザリスの溶岩地帯で溶岩を歩いている時のSEがアプデで小さくなったが(それでもうるさい)
初期はメチャクチャ音がでかくて、攻略ルートもわからず溶岩の中を走り回り続け、その間ずっとテレビからボーボーボーボーボーという爆音が発し続けられていた



ダークソウル2
2014年‥‥
色々あって人生を見失い生きることに虚無感を感じていた時期、まさしくタイムリーに虚無が裏テーマであるダークソウル2が発売した

このタイトルは発売に難航した歴史があり
最初の頃公開されていたゲームの内容は全く別のものだった
公式サイトのトップページには謎のペンタントが振り子のように揺れており
過去と未来に行き来し、時間を操りながら進行するといった内容が告知されていた
1年位でそのサイトは一旦閉じられ、しばらくして続報があった頃には時渡り関連の設定は一切なくなっており
発売後ゲーム内にその名残らしき物がちらほら散見される程度となった

また、今PS4とsteamで発売しているダークソウル2はHD版と言われていて
単に画質が向上しただけではなく、敵やギミックの配置といったゲーム内容も最初にPS3で出た物とは全く別物だ
その内容は蛇足といえるもので
PS3版の時点で完成されていたのに、いたずらに敵を追加したり、あちこちに立ち入れるタイミングを制限することで
結果的に自由度を減らし探索に対する報酬のバランスを悪くした意味不明な調整になっている

本作は敵の強靭度や各物理属性の影響が大きく、打撃の通りが良いのと初期の頃は二刀流が強すぎたのがあって
メイスを両手に持ち太鼓を叩くように敵を瞬殺していく様がミームとなった
それが修正された後も両手持ちレイピアや魔法が攻略において近接と比べて簡単すぎたりと、とにかく発売前から現在に至るまで波乱の耐えないタイトルである

他にもボツの影響かストーリーや地域の設定が乱れていたりと初期の頃メニューのボタンレスポンスが悪かったり色々と非難もあるが
ボスの数と攻略の多様性は(特にPS3版は)シリーズで一番であり、冒頭で語った通り虚無という裏のテーマを描ききっていたのと
ターゲット中も斜めローリングが可能になったりモーションがスムーズなものに修正されていたり篝火ワープが全ての場所へできるようになったりシステム面の進化もあり
俺はシリーズ他作品と同様に高く評価しているし、PS3版は10個のセーブデータがすべて埋まるほどプレイした

また、この頃にはもうロールプレイにも妥協があり、IXTABで短剣縛りであるもののしっかりと体力と技量にステータスを振り
魔法は強い魔法の武器が使える程度に抑えていたのと
敵を即時に接地地点へ向かわせ釘付けにする望郷という最強の魔法もあったため、低難易度化やアクションの改善も相まって前2作と比べるとかなり楽に短剣縛りでクリアできた

それでもとんでもなく難しいエリアはあった
そう、初期版のアマナの祭壇である
アプデ後よりも長射程・高誘導・低速・頻発・高威力(はっきりとは覚えていないので違うかもしれないが)で
アプデ後なら単にタイミングを合わせてローリングすれば平気だが、初期はもうかわせばいいというレベルではなく、とにかく壁伝いでなければまともに移動することも叶わなかった覚えがある



ダークソウル3
steam版で2016年4月12日の発売と同時にフルプライスで購入した
ドボよりも先に書いているのは、俺が当時PS4を持っておらずプレイしたのは3よりも大分後になってからだからだ
シリーズに慣れていたのと作品自体が簡単になっていることが相まって、1体1体の敵を手玉に取って鑑賞・検証しながら余裕で攻略したのを覚えている
ダークソウルの最高進化系で、セーブデータは足りなくなって消しているので1周目を10週以上、さらにいくつかのキャラでは2周目3周目もプレイした
2とはうってかわって魔法、特に純魔が弱く、そのコンセプトのキャラを作った時は恒例のIXTABよりもはるかに苦労した
その時の攻略記事があるので参照されたし
【ダークソウル3】純魔でソロクリアは可能なのか?


他にも2つ記事を書いた
【ダークソウル3】没イベントの名残を発見

【ダークソウル3】DLC輪の都、記憶をなくしたラップ関連の検証




ブラッドボーン
2018年12月6日、「大バンバン振る舞い」という、PS4の本体5000円引きと一覧内のソフト2本無料というキャンペーンが開始され
ようやくPS4を購入した俺は他の値が高く付くソフトを引き換え、1週間の無料PSplus期間中にグラビティデイズ2を速攻で終わらせたら
ちょうどいいタイミングでドボがセールになり、ようやく念願かなって穴となっていたこのタイトルをプレイすることが出来た
ブラッドボーンの考察記事
【ネタバレ】ブラッドボーンの考察 ソウルシリーズとの繋がり

で語っている通り俺はブラッドフォビアであるのと魔法がない(実際には魔法に相当する物が手に入る)ということでやらなくてもいいかな、と諦めていたが
やってみたらのちのセキロに繋がるようなシリーズの新展開をダークソウル3の前に既にされていたことが発覚し
その変化に確かな手応えを感じた
3と同様に敵の攻撃の追尾はだいぶ簡単になっており、走り抜ければほぼ敵の攻撃は当たらないしステップも強いが
入り組んだマップと綿密に狙いのある敵の配置からはダークソウル1を彷彿とさせた

PSplusの無料期間内にネット対戦も体験できてよかった



隻狼
誰もが認める平成最後を締め括るにふさわしい2019年ベストゲーム
操作体系も違うし新規の和風アクションに見えて
その実しっかりとソウルシリーズと共通点と世界観の繋がりがあり、戦国日本内の架空の国を舞台にソウルの業が発生する直前、つまりドボの前段階でこの地域の場合どうなるのかを描いている

謎は残るものの大筋のストーリーは従来と比べてとてもわかりやすく描かれており、語るのはもはや野暮

俺の評価は64の初代カスタムロボ以来の「100点満点のゲーム」だ
この時勢にDLCが存在しない事も大いに評価したい
ドボと隻狼はPS4の機能を使って初見プレイの様子をyoutubeで配信して、その時のアーカイブも残っているが
両方とも自分でプレイしてから見てほしい

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