我が人生初のビデオゲームはスーパーファミコン‥‥
ではなく
キッズコンピュータ・ピコの
『ドラえもん のび太と迷子の恐竜』と『ソニック・ザ・ヘッジホッグゲームワールド』
当時の俺にとってはゲームどころかニンゲンの言葉や道具のチュートリアルである
今気になって動画を漁った所、なんとこのドラえもんゲーにはボイスが入っている‥‥
だがメガドライブの発売年が1988年でピコと迷子の恐竜の発売は1993年(スーファミは1990年)
メガドラの5年後、スーファミの3年後に出たゲーム機と考えればそこまで驚くような事でもないのかもしれない
音源も既にバッチリPCMであり
ゲームに造詣のある父兄でも居ない限り、俺の世代で「ピコピコ」と言えばそれはゲームボーイポケットや電子ゲームなのだ
そしてここでようやく記事タイの神、スーファミの話
スーファミといえば大体は懐かしの、という枕詞から続く赤、白、黄色の三色端子で有名なコンポジット接続‥‥?
違う!!
テレビの裏へ回り、アンテナ線を差すような所に銅色のナニカを接続し
+や-のドライバーがいるのかいらないのか?と議論しながらネジのようなものをクルクル回して固定
そうしてやっとの思いで1チャンか2チャンかビデオ1か2かにようやく映る
RF接続だ!
スーファミにはコンポジットケーブルなど同梱されていないし、それどころか電源まで別売りという
既にスイッチ並のクソボッタクリ商法である(スイッチは買い足しが実質必須なだけで最低限本体付属品のみで動作はする)
(電源コードとTVとの接続ケーブルはファミコンの互換機という名目で付属していないが、wiiUですらリモコンとLANポートがついていないだけで単体で動く
似たような悪質さでいえばニュースリに充電ケーブルがついていないというのがある)
その代わり、コントローラーはFCと違って機能に差がないのに2個付属している‥‥(なんで?)
そんなスーファミの説明書、付属品と周辺機器のページには
それぞれ商品名、型番、価格と税込み・税抜き価格が書かれているが
なんと消費税が3%!!(1500円→1545円)5や8でもバカ高いのに10%とかまともに生活できるわけねえだろ!3%に戻せ!というか消費税自体いらない!
そして本体につけろよという必須のパーツが別売品としてこう書かれている
ACアダプタ(電源) 1545円
RFスイッチ(SFC、TV、アンテナ(またはアンテナと繋がったビデオデッキ)の3つを繋ぐ線が伸びていて、異なる規格の線を固定するツマミがついているコレが本当の変な箱。初代任天堂SWITCH)1545円
75Ω/300Ω変換器(RFスイッチから出ている75Ωアンテナ線直付けタイプの線の先っぽをくっつけて、直付けではないアンテナコネクタ(古い家のコンセントの脇にある変な箱)に繋げられる線にする変換器。今で言うUSBをUSBtypeCにするみたいなやつ)309円
つまり‥‥
まだ一般家庭にネットがなかった頃(windows95すらまだ存在しない!)、孫の知育にスーパーファミコンを買ってやるかあと何も知らない老夫婦が
クソ高い金を出してよく知らない新しい機械を買ってきたら、これだけでは動きません!と開幕で税抜き3300円を要求される
こんな理不尽があっていいのか?
説明書のその3つは「別売品」と書かれているが、そのページにはまだ続きがあって、
すぐ下に「オプション品」という項目で以下が書かれている
モノラルAVケーブル (赤、白、黄色の赤がないやつ)1236円
ステレオAVケーブル(おなじみのコンポジ)1545円
S端子ケーブル(wii世代まで何気に生き残り続けた定番規格)2575円
RGBケーブル(なにこれ?)2575円
オプション品じゃないだろ!!
バブルも崩壊直後、この時代のテレビにはコンポジット接続端子がついていた‥‥
そう、RFだの変換器だのを買う必要はまったくなく
ACアダプターと3色コンポジでよかったんだ!(それでも税抜き3000円)
しかし、これを「オプション品」として、時代遅れのRF接続セットを「別売品」と、あたかも前提となる必須商品であるように書いて‥‥!
スーファミの説明書は21Pで、そのうちの半分は全てRF接続の説明であり、その構成もその勘違いが起きる要因になっている
RFの着脱があまりにも面倒くさかったので、結局我が家ではのちにコンポジを買う羽目になっていたのを覚えている‥‥
当時リアル幼児だった俺にはわかるはずもなかったが、今こうして説明書を引っ張り出して思い出せばわかるこの商売の酷さ!!!1234
一方で、使用方法のページはなんと1Pのみ!
スーファミにはロード時間どころかハードのロゴ画面も全く無かったし、コンセントを入れて、電源を入れた瞬間にゲームのタイトルがバンっと出てくる!(メーカーのロゴもスタートボタンなどでウェイトなしで飛ばせるのが当時は当たり前)シンプルって素晴らしい!
ところで、俺はこのスーファミの説明書に「電源を切る時はリセットボタンを押してから」と書かれていた記憶をもとに
のちのニンテンドウ64、どうぶつの森でそれをやってゲームがセーブされずにリセットさんのフラグが立ちっぱなしになるというバグでリアルに泣いたことがあるのだが
なにやら世間ではそのリセットボタンを押してから電源を切るというのはファミコンの仕様であり、スーファミ以降は説明書にもそんなことは書いてないというのが定説になっている
確かに64の説明書に書いてなかったのは覚えているが、ファミコンのない家で最初がスーファミの俺がそのような勘違いをするはずはなく、確かにスーファミの説明書で見た覚えがあった‥‥
ので、今回せっかく引っ張り出したのでそれも詳しく見てみると、その使用方法のページには‥‥
スーパーファミコン本体の電源を入れてください。(POWER ON)
↓
パワーランプが点灯したのを確認してください。
↓
スーパーファミコン本体のリセットスイッチを押してください。
↓
準備OK
以後の操作につきましては各種カセットの取扱説明書をご覧ください。
電源を切るときではなく電源を入れる時だった!!!!!!!
まさかの事実
ちなみにすぐ下の「ゲーム等を終了する場合」には
電源スイッチを切り、イジェクターを押してカセットを静かに抜き取ることを指示する次には
「ACアダプタをコンセントから抜いてください。」と書いてある
コンセントを抜くどころか、デフォをスリープにして電源を切るメニューすらアクセスしにくい場所に隠すスイッチ、PS4、見てるか?
ゲーム機は冷蔵庫やルーターじゃねえんだよ!!123456
待機電力や停電・発火リスクを意識して、電気製品を使った後はコンセントを抜く(スイッチで通電状態を切る)のが当たり前!!
パソコンすら3時間以上スリープで放置とかそれvistaの時代で終わってるぞ?
‥‥思い出話というよりはほぼ覚えていない幼児期のことを今動画や説明書を見ながら今の感覚でする話だけになってしまったが
これだけで長くなってしまったので、肝心のゲームの話はスーファミ編2から
また飽きたりやる気がなくてずっと書かなくなるかもしれんが多分そのうちその気になったときに書く
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