PS2コントローラー、デュアルショック2の修理TIPS

directinput(ツクールゲーとか昔のゲームに対応してるコントローラー)で最強なのは
遅延の少ない変換器をかませたPS2純正コンのデュアルショック2
格ゲーにも適しているのでずっとこれを使い続けて何機も使い潰している


自分で分解して直しているうちになんかコツやパターンを見つけたので書いておく



格ゲーをやっていてまず壊れるのは方向キーで、症状は次の通り

1.押した感じがへにょへにょで反応しない
2.強く押さないと反応しない
3.強く押しても反応しない/全部の方向が反応しない

その症状にありがちな壊れている原因

1.ゴムが破れている
2.ホコリの塊等の汚れ、レバーサポートとかいう方向キーにかぶさってる細いやつの破損
3.基板がオワっている


3はどうしようもなくて、簡単に1と2でただ方向キーが反応するようにするだけなら
ホコリの除去かパーツの交換だけなの裏半分と回路基板の方に触る必要はない
よって組み立ての手順やどこまで分解するかがネットによく書いてある方法とは違ってくる

分解手順
●背面の+ネジ6箇所をはずす 一般の細めの+ドライバーで大丈夫 古くてネジ穴がバカになりそうなら緩める程度まででいい
●表にして床に置き前面を取る 前面カバーだけ持ち上げて除ける感じ
●床においたままボタンとかゴムとかが乗っかっている状態になるので除ける LR2や基盤のほうはコントローラーの背面半分に乗ったままにしておきいじらない

あとは交換するパーツを交換するなり、
前面カバーやフレキシブル基板(2枚重なってるシートみたいなやつ これがボタンゴムで押されて反応する)にホコリや汚れがあったらティッシュや綿棒でこすって取る
その時も背面は基盤が収まっているまま床に置いた状態で作業し、フレキシブル基板がずれないようにして背面に収まっている別の部分をいじらない

組み立て手順
●前面カバーを裏にして、四色とLR1のボタン、方向キー、レバーサポート、ゴムをセットする
四色ボタンは太い出っ張りが中央側、ゴムは出っ張っている方が前面側、LR1は太いほうが背面側、方向部分は方向キーレバーサポートゴムの順で乗せゴムが一番背面側
レバーサポートの足が無い部分はデフォだと下のどっちかだけど多分どこでもよく、俺は下の外側を無い部分にしてる
●前面と背面を両手に持ちコントローラーの下を下にした向きで(LRが天)、前面にセットしたやつが落ちないよう若干前面側に傾けて背面側をドッキング 
●力を入れすぎないようにずらして押し込みつつLR1のところだけはまっていない状態にしたら、LR1を持ち上げたりLR用のゴムと基盤のやつを指で押したりしてなんとかはめたときにLR1が正常に押されるよう試行錯誤する

コントロールパネルのゲームコントローラーのプロパティで動作確認をしてねじをしめて完了
「C:\Windows\System32\rundll32.exe shell32.dll,Control_RunDLL joy.cpl」(win7の場合)のショートカットをデスクトップに作っておくと便利



症状別の対応


1の場合
ゴムはアマゾンで数十円とかクソ安い値段で買える
どのゴムを選ぶかだが、PS2コンには初期版と後期版があって
今出回っているのは主に後期版でそれならPS3用とか書いてあるゴムでも使える
PS4は知らん

初期版と後期版のわかりやすい見分け方は
・ゴムの押される部分が黒いのが初期版 後期版とPS3のは周りと同じ色
・ボタンとゴムの間にあるレバーサポートとかいう細いプラスチックの部品が4方向に足を出しているのが初期版 後期版は3方向

初期版を見たことがないが糞らしいので初期版の場合は諦めて後期版を探そう


2の場合
ティッシュや綿棒で汚れを取るだけ
フレキシブル基板を素手で触るのは多少なら大丈夫だが触りすぎるとステージが3に進行して不治の末期症状となるのでおすすめしない
レバーサポートが折れたら別の末期ジャンクのデュアルショック2のやつから持ってくるか、それが用意できなかったら‥‥接着剤で頑張れ


3の場合
諦めて新しいのを買おう


もしフレキシブル基板がずれたら‥‥



回路基板(基盤)とフレキシブル基板(シート)は表面と同じようなシートの穴と基盤のでっぱりで固定してある
それが取れてしまうと背面をいじらざるを得なくなる‥‥ので、背面パーツはどこが固定されているかについて
セットする順番の順番で書いておく

振動パック
線だけで繋がってるキンタマみてえなやつが振動ユニット
まずはこれを線を上にして白くて細いところにはめるだけ

ケーブル
キンタマをつけたら次はこれ
まず作業するために裏にしておいてある場合に向かって左の白き回廊にはめる、次にコントローラー中央にもともとはまっていてケーブルが潰れている部分を合わせてはめる

回路基板とフレキシブル基板の接続箇所
これはすぐ取れるし痛みやすいから最後
前面の左右みたいに基盤のでっぱりにシートの穴を入れる場所がある
ここを最後に入れて押さえつつコントローラーのカバー背面にあるこの部分を押さえる部位で固定する

LR2ボタン
基盤がカバーに安定して入っている状態にしてから入れる
このボタンは組み立てが終わってネジもしめた最後の最後でもセットできるが、背面を先に仕上げて安定させておく方法がオススメ

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